Nintendo Switch版「モンケンクラッシャー」(以下、モンクラと略称)の発売に合わせて、以前公開していたWeb版「モンケン」(以下、モンケンと略称)と何がゲームとして変わったのが、説明していきます。

 「モンクラ」は、遊び方が非常にシンプルなゲームです。年齢に関係なく、誰でも簡単に遊び方のスキルを身につけることができます。シンプルなゲーム故に、より何度でも飽きずにチャレンジする要素が必要でした。

○ステージクリアのゲームから、スコアノルマのゲームへ。

 「モンケン」の鉄球を振り回して、ビルを破壊するというアクション性は、全く新しいアイディアでした。しかし、一方通行のステージクリア型のゲームだと、一度遊びきってしまうと、やり込み要素が少なく、すこし物足りない残念な部分がありました。

 そこで、これまで作ったステージや建物を活かしつつ、何度も楽しく遊んでもらうために、建物と背景をバラバラに何通りかの組み合わせで30のステージを再構成し、3つのステージで1つのマップとしました。各々のマップに規定の「マップスコア」を設定して、規定スコアをクリアした時だけ、次のマップに進めることが出来る、スコアノルマ型のゲームに変更をしました。

○多彩なクレーン車を用意

 さらにゲームを単調にならない様に、マップの難易度に応じて新しいクレーンが手に入る仕組みも用意しました。

 クレーンの性能を決定するのは、移動スピードや、鉄球の重さ、クレーンの可動角度などなのですが、さらにアームや鎖の長さも重要です。

 モンケンはそもそも、棒の先に鎖で付けた重りを振り回すという、物理演算をベースにゲームが成り立っているので、これらのパラメータを変えた様々なバリエーションの、22種類のクレーンを用意することが出来ました。

 新しいクレーン車を手に入れるためには、「人質スコア」を稼ぐ必要があります。建物を壊して人質を救出するとカテゴリー別の人質の点数が加算されていきます。この「人質スコア」に応じて、新たなクレーン車が手に入るようになっています。

○2P対戦に対応

 ゲームをより熱く面白いものにするために、シンプルなゲーム性を活かして、画面を左右で分割する事によって、2P対戦ができるようにしました。

 1P同様に3ステージマッチで、どちらが高得点を叩き出したかで勝敗が決まります。勝負はステージ毎にも表示されますが、3ステージ終了後のマップスコアは合計点で勝敗がきまりますので、2本とられても3本目に大逆転もあり得ます。

 ゲームの後半では、より高い点数を出すことを求められます。効率的にビルを破壊することと、雲人(テロリスト)に当てて、ハイスコアを狙う事を要求されます。シンプルですが、やり応えのあるアクションゲームを考えて、こういったゲーム性を追加しました。

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